【このお話から学べること】
人はこの世に生まれてくるとき何も持たずに生まれ、去るときも何も持たずに去ります。物質的な豊かさよりも、経験や学び、そして良い行いこそが大切だという教え。
人はこの世に生まれてくるとき何も持たずに生まれ、去るときも何も持たずに去ります。物質的な豊かさよりも、経験や学び、そして良い行いこそが大切だという教え。
ある日、お腹をすかせた一匹のキツネが歩いていました。
ふと見上げると、そこにはとても立派なブドウ畑がありました。
塀の向こうには、宝石のように輝くおいしそうなブドウがたくさん実っています。
キツネは思わずつぶやきました。
「ああ、あんなにおいしそうなブドウ、ひと口でいいから食べたいなぁ」
しかし、ブドウ畑の周りには高い塀があり、入り口には鍵がかかっています。
キツネはあきらめきれず、塀の周りをグルグルと回りました。
すると、塀の隅っこに小さな穴を見つけました。
「やった!ここから入れるぞ!」
キツネは喜んで頭を突っ込みましたが、体がつかえて入れません。
キツネは少し太っていたのです。
そこでキツネは考えました。
「そうだ、ご飯を我慢して痩せれば、きっと中に入れるはずだ」
キツネは三日間、何も食べずに我慢しました。
すると、すっかり痩せて細くなり、スルリと穴を通り抜けることができました。
「やったー!やっと入れるぞ!」
ブドウ畑に入ったキツネは、夢中になってブドウを食べました。
お腹がいっぱいになるまで、甘いブドウをたくさん食べました。
「ああ、おいしかった!なんて幸せなんだろう」
お腹がパンパンになったキツネは、大満足で帰ろうとしました。
しかし、困ったことが起きました。
入ってきた穴から出ようとしましたが、お腹が膨らみすぎて、通り抜けられないのです。
「どうしよう、これじゃあ外に出られないよ」
キツネは仕方なく、また三日間、何も食べずに過ごしました。
やっと痩せて外に出られたとき、キツネは悲しそうな顔でブドウ畑を見上げて言いました。
「ブドウ畑よ、お前は本当に美しいし、ブドウはおいしい。
でも、僕は入ったときと同じように、お腹を空っぽにして出ていくしかないんだね」
💭 いっしょにかんがえてみよう
さて、ここでみんなに質問だよ。キツネさんは、お腹いっぱいブドウを食べたけれど、最後はお腹がペコペコになってしまったね。それでも、ブドウ畑に入ってよかったと思う?それとも、入らないほうがよかったかな?キツネさんは最後にどんな気持ちだったと思う?
さて、ここでみんなに質問だよ。キツネさんは、お腹いっぱいブドウを食べたけれど、最後はお腹がペコペコになってしまったね。それでも、ブドウ畑に入ってよかったと思う?それとも、入らないほうがよかったかな?キツネさんは最後にどんな気持ちだったと思う?


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